豊かさに対して傷を持つ
あなたは豊かさに対して、心に傷を負いやすい傾向があります。経済的な苦境を過度に恐れていませんか? あるいは、富を享受することに後ろめたさを感じているのでは? 豊かさに対するネガティブな感情を手放したとき、本当の意味で満ち足りることができるでしょう。
自己価値がとても低く、なかなか安心を得ることが出来ない。肉体的なことのどこかに強い劣等感を持っていることがあり、そのことに関して体を隠したいと言う思いから、身を隠してしまいたくなる気持ち。自分自身の体の感覚を無視する傾向。
テーマ:自己価値観の見直し
物質的な面での価値に関する傷と関係しています。
それは価値、評価、物質的な面での忍耐力に関して、さらには自分の体、個人としての価値、自己イメージに関して、重要な問題を抱えます。
あるいは、肉体や感覚の喜びや楽しむことと関連した痛みを示すこともあります。
ある人は両親の離婚によって幼い頃に親と離ればなれになり、喪失感を味わうでしょう。
またある人は親が有名人か有力者であったために、自分の価値が小さく見えてしまうでしょう。
あるいは先天的な持病をもっていたり、貧しい家庭に育ったりしたために、生活の苦しさを味わうかもしれません。
これらの傷と向き合い癒すことは、物質的次元における真の霊的要素を発見していくことへとつながります。
真の癒しは自己の内面的な安定を追求することによってもたらされます。
生まれたときにキロンが牡牛座に位置している人は、とにかく変化する事を恐れます。
牡牛座のキロンの意味・解釈
牡牛座キロンを持つ人は、物質世界における価値の探究を決定的なレベルまで突き詰めます。何が良くて悪いのか、何が永続するもので何が永続しないのか、といった問いが生存を揺るがすレベルにまで重要になります。
牡牛座にキロンを持つ人は、現実世界になにか新しいものを生み出すというよりは、自分が信じる人々から受け継いだものを物質的に体現する存在です。
牡牛座キロンの人は、すでに存在しているものの中で自分たちが価値を見出したものを保存し維持しようとします。
牡牛座キロンのハウス位置は、これらの人々が興味をもっている価値の性質を示します。キロン牡牛座の時代は、価値の探求を特徴とします。キロン牡牛座の人は両親の価値観や経済に対する懸念に影響を受けています。牡牛座キロン世代は、乏しい経済的なリソースでもなんとかやっていくように適応しようとする、つまり精神論や我慢で乗り切ろうとします。
牡牛座にキロンがある人は、自分たちが価値があると思っている道徳観に強く影響を受けます。牡牛座キロンの人は、この道徳観に嵌まるあまり、創造性を排除してしまっていないかどうかをチェックする必要があります。自由意志と正義のために行動する能力は、創造性なくしてはブロックされてしまいます。もちろん、この道徳観は積極的に活用できれば価値あるものですが、そうでなければキロン的なパワーをブロックするものになってしまいます。牡牛座キロンのハウス位置は、これを読み解くための手がかりを与えます。
まず、ハウス位置を検証して、そのハウスの価値観が自分の人生にとって積極的に活かされているかどうかをチェックします。
たとえば、キロン牡牛座10ハウスの人に対しては、外界に対して力(権力)を持ち、活動的に生きるということに価値観を置いているはずです。また、牡牛座キロンを1ハウスに持つR.D.Laingは、スキゾフレニアの人々のエゴ(自我)構造の研究者という人生を送りました。
牡牛座キロン世代の人は、金星が支配する牡牛座からの強い影響を受けているのでクンダリーニエネルギーに対して反応しやすくなるため、奇妙な性癖(性的な習慣)をもっていることがあります。キロンが10ハウス牡牛座にある3人の修道女たちは、牡牛座キロンの(性的な)パワーを宗教世界でのキャリアとして変容させることができた事例といえます。他には、カトリックとネイティブアメリカンのリチュアルの間を架橋すべく活動しているキリスト教司祭も牡牛座キロンを10ハウスにもっていました。
キロン牡牛座世代は、文化を与えようとします。牡牛座キロン世代は、素晴らしい貢献者であるにもかかわらず、自分自身で何かを生み出し自分という存在を刻印付けることができていないということに対して罪悪感を感じることがあります。しかし、キロン牡牛座世代は、価値観の保持者(維持者)であり、出生図に特に他の要素がない限りは創造者ではありません。
キロンという天体が発見されたときのチャートでは、キロンは牡牛座に滞在していました。キロンが牡牛座に滞在する時代は、春分点が牡牛座に滞在していた時代(紀元前2200-4400年)の女神の時代のヒーリングメソッドや価値観が再び復活する時代でもあります。
牡牛座にキロンが滞在する期間
• 1926年5月25日~1926年10月20日
• 1927年3月26日~1933年6月6日
• 1933年12月12日~1934年3月23日
• 1976年5月29日~1976年10月13日
• 1977年3月29日~1983年6月19日
• 1983年11月30日~1984年4月11日