セクシャリティに傷を持つ
あなたは性に対する嫌悪感または異常な執着がぬぐえず、本能を抑圧してしまうことも。性を自然なものと位置づけ、愛のある結び付きを経験することで、魂の癒やしが起きるでしょう。
人生の初期に、死と言うものに向き合わされる可能性。死や暗闇に恐怖し、その恐怖を克服するために、そのことばかりを考え続け、人生に生の部分を見出すことを忘れてしまう。また、母親からの拒絶を経験することもあり、感情表現に強烈さを持つ。
テーマ:生の方へもバランスを取る
さそり座のキロンは深い変容を促す感情の問題に関する傷をあらわします。
この傷は自己の価値に関する感情的な問題にも関連するため、彼らは自分の心のなかへと深く入っていくことは避けようとします。
彼らはより喜びに満ち安定した経験にのみ目を向けていくことで、自分の傷の誘発を避けることができるかもしれません。
しかしさそり座の影響は表面下の奥深くに作用するため、傷の回復と霊性への鍵は心の奥底の根源的なレベルに潜んでいます。
一旦、彼らが感情の最も深い部分や無意識の深層へと向かっていくことを選び取るなら、現世と過去世の両方からの強力なトラウマや傷を癒し、取り除いていくことができるでしょう。
結果として生じる変容は、他者との真の感情的つながりを経験させ、また真の霊性との再結合を回復するための力となるのです。
蠍座のキロンの意味・解釈
キロン蠍座生まれの人にとって、冥王星がもつ変容と成長のエネルギーが個人の探求となります。この場合の進化のエネルギーはキロン的なものになります。つまり、時間と空間に関して冥王星的な深みとプロセスで集中します。
キロン蠍座のエネルギーは、アトランティス時代の文化など多次元的なエネルギーに似ています。そして、このエネルギーは、目下到来しつつある水瓶座の時代にも感じられるものです。
今の時代、キロン蠍座の人にとって、土星と天王星の間の葛藤が火山の噴火のようなエネルギーです。そのため、個人の進化においてとても並外れたステージにある人もいれば、自分の内面で高まるエネルギーをどのように表現するべきかという道を見つけられずにいる人もいます。
キロン蠍座生まれの人は、冥王星の低次のエネルギー、つまり他者を顧みない権力欲や快楽の追求といった形でキロンパワーを表現することもあります。
冥王星が持つ進化の力は、土星的な深みまたは天王星のクンダリーニの生命力のいずれかを通じて表現されます。キロン蠍座生まれの人の体験は、冥王星的なものとなります。そして、体験のひとつひとつが、死または生に方向づけられます。キロンは時間と場所にフォーカスします。そして、冥王星は絶え間ない進化の動きです。
キロン蠍座生まれの人は、ハウス位置に応じて死の危機または生きるための重大な選択という体験に直面します。たとえば、9ハウスにキロン蠍座がある人は、強いクンダリーニの流れを通じて自分のハイヤーセルフにつながるまでは生きているという実感がなかったと語る人が多いです。キロンが蠍座にあると、オカルト的な敏感さが高まることがあります。
キロンが蠍座にある人は、クンダリーニの流れがブロックされていると非常に鬱々とし、よく流れているととても活発で生命力が溢れてきます。このように両極端のケースになります。
キロンが蠍座に滞在する期間
1896年10月8日~1898年10月29日
1946年11月11日~1948年11月28日
1997年9月4日~1999年1月7日
1999年6月2日~1999年9月22日