熱帯地方を原産とする樹木
イランイランは、フィリピンやインドネシアといった熱帯地方原産の樹木に咲く花から抽出されます。「イランイラン」とはタガログ語で「花の中の花」という意味。黄色くくるりとカールした花びらを持つのが特徴です。 また、イランイランの精油にはグレードがあります。エクストラ、ファースト、セカンド、サードの4段階で分けられ、すべてのグレードが混ざったものがコンプリートです。グレードによって香りや成分が異なるので、イランイラン精油を選ぶときはチェックしてみましょう。
パニックや興奮しすぎることをおさえてくれつつ
感情のバランスをとれる香り
香りと特徴
濃厚な甘い香りが一番の特徴です。
早朝に採取された花を水蒸気蒸留と言う方法で精油を取り出します。
およそ24時間かけて蒸留されますが、ランクが4つに分かれていて、最初の1~2時間で採取されたものをエクストラと言い、一般的な花の匂いに甘さが加わった強い香りがします。
2番目はそれから2~3時間後に抽出され1stと表示され、香りもほぼ同じです。
3番目は1stの後約6時間後に取り出され2ndと言い、香りは穏やかになってきます。最後まで抽出されたものが3 rdで、特徴的な強い甘さは無くなって穏やかな花のイメージの匂いが残ります。
2004年の実験。イランイラン精油の芳香を”吸引”によって実施した。研究によると、イランイランの精油が“リラクゼーションや鎮静効果”といった概念よりもむしろ、“調和”の概念による定義づけがふさわしいのではないかという結果となった。無臭の偽薬(プラシーボ効果による)と比較すると、イランイランの精油が、著しい血圧低下や脈拍低下だけでなく、著しい主観的な注意深さと覚醒の上昇をもたらした。相関分析によると、観測された効果が主に主観的な香りの体験によるものであると発表された。
ここで述べられている「著しい主観的な注意深さと覚醒」というのを、「他者と自己の認識を強くもたした」と解釈します。 調和というキーワードからも、イランイランの特性から納得できる部分があるんですよね。 つまりは、もしイランイランがただのリラックス効果だけのモノであれば、そこに他者の認識は必要ないんです。 だって、リラックスは自分の気分がどうあるのかという点に心地よさを感じているわけですからね。 しかし調和を実践するためには、必ず自分以外の他者の存在が必要不可欠なわけです。
女性的なエネルギーをほどよく高めてくれる効果が期待できます。
また、強い興奮状態やパニック、極度の緊張状態やストレスなど、男性的な亢進状態が過剰に表れている場合、イランイランはアドレナリンの分泌を調整してその勢いを和らげてくれます。誰しも、女性的なエネルギーと男性的なエネルギーの両方を持ち合わせていますが、イランイランはそのバランスを整えてくれます。
こんなタイプにおすすめ:金星星座が獅子座、金星星座が蠍座、金星×土星がアスペクト
パートナーとの調和。ホルモンのバランスを安定させる。
ストレスを緩和させる。多幸感を得るための器づくり。