アルゲニブ(Algenib) は、かつてはアルジェニブと表記されたこともあり、Algemo という表記もあります。
その語源に関しては、ペルセウス座α星に与えられたAlgenib から誤って命名されたとするものがあり、この説ではアラビア語のal-janb ([アル=ヂャンブ]、「脇腹」の意)が語源です。
「馬の翼」から来たとするものとする説では、アラビア語のal-janāh ([アル=ヂャナーハ]、「翼」の意)が語源となります。
ペガススが誕生したのは、勇者ぺルセウスが怪物メドューサを退治しようと
首を切り落としたとき、その流れ出た血が岩にしみこんで
ペガススが生まれたと言い伝えられています。
アンドロメダ姫を救い出すときや怪物を倒すときなど、様々な活躍をしたとギリシア神話で語られています。
ペガススが星になった話
後の時代、コリントの王子ベレロフォン(Bellerophon)とともに怪物キメーラ(キメラ/キマイラ)退治に出かけていくことになりました。
キメーラは頭が獅子,胴体がヤギ,尾が蛇という怪物でした.ベレロフォンは予言者から「女神アテナの力を借り,ペガススに乗って戦いに出かけると良い」と聞く.アテナの神殿で祈るとアテナが夢に現れて天馬が好む金のくつわをベレロフォンに与えました.
ベレロフォンはそのくつわを噛ませてペガススをなつかせ,ペガススにまたがったベレロフォーンは、空から矢を射かけてキメーラを退治したのです。
ところが自らの武勇に驕(おご)ったベレロフォンは「自分はペガススを自由にあやつり神になれるのではないか」と、ペガススとともに天界まで駆け上がろうとしました。驚いた大神ゼウスは1匹のアブを放ち、ペガススの脇腹をチクリと刺させました。びっくりしたペガススは、ベレロフォンを振り落とし、そのまま天に駆け上がって星座になったといわれています。
学名:γ(ガンマ) Pegasi /度数♈️9 /<三等星/♂火星 ☿水星(※プトレマイオス)>決断力、行動力、競争心、頭の回転が速い、ワガママ、大げさ
ペガサスの四角形の左下の星。
「アルゲニブ」は脇腹という意味。占星術的には比較的不吉な星で、誤った判断、遠くへの移動、空虚、また直観や孤高などをあらわします。
ペガサス座の翼の中にある小さな白い星
アルゲニブは、アイディアと行動を通して偉大な達成をすることを可能にする、前向きで活発な思考力を与えてくれます。さらにこの星は、強固な意志、決断力、情熱と、競争好きな性格も運んできてくれるのです。頭の回転も速くなり、堂々たるスピーチで相手を言い負かすこともできるようになります。ただし、すぐにかっとなったり、向こう見ずなところには注意が必要。この星と太陽の位置との関係により、商売の技術、学習への意欲、宗教への関心、物を書く才能が与えられています。アルゲニブは、1人の時間が必要であることも示唆していますが、多くの人と関わる仕事で成功することも表しています。
●長所:決断力がある、意志が強い、闘争心が強い
■短所:人のあら探しをする、嫌みっぽい、わがままなふるまいをする、憂鬱になりやすい、大げさである