Algol of Perseus ペルセウス座アルゴル

セバスティアーノ・リッチ 「メドゥーサの首を持ってピネウスに対峙するペルセウス」 (1705-1710)
セバスティアーノ・リッチ 「メドゥーサの首を持ってピネウスに対峙するペルセウス」 (1705-1710)

 

ペルセウス座のアルゴルはペルセウスの持つメデューサ(メドゥーサ)の首に当たり、占星術では最凶の恒星といわれています。

女性のクンダリーニであるイダ・ナーディに関係しているといわれていて、性的なものも表していますし、また爆弾のような爆発力、とことん強い欲深さも関係します。

 

キリスト教の価値観でいえばリリスのような訓化されておらず飼い慣らされない悪魔的な女性性で、男性中心的世界観ではアルゴルは邪悪なものと解釈されていましたが、それはリリスがもともとアダムに従わなかったということから来ていて、

本来の意味として邪悪さはありません。

男性中心的な考えの世界では姿勢が変化して破壊的になりやすいのです。

そうして制御できない場合はすさまじく強欲な恒星です。

 

収益を上げることや儲けなどのテーマではアルゴルはなかなか強いですが、他の人に分け与えない要素も強いので

他の恒星との組み合わせが大切なのではないでしょうか。

 

その欲はオリオン座ベラトリックスより思想的で広範囲です。

アルゴルは結果として必ずしも破壊的なばかりではなく、このエネルギーをどこに振り向けるかで結果はかなり違います。

創造的なことに強烈な力を発揮するとも言われています。

受け止める力が強烈なので、そのための生産性を鍛えてくれるという見方も出来ると思います。

母なる自然と結びついたものと考えます。

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「レディ・リリス」 (1867)
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「レディ・リリス」 (1867)

 


ペルセウス座メデューサの首。性的で邪悪な女性。爆発的にキレる。独占的。創造的。儲けに注力すると良い。

 

学名:β(ベータ) Persei /度数:♉️26.26 /等級:2.12変光星(二等星) /惑星の特性:♃木星 ♄土星 /キーワード:ぺルセルスの手の中のメデューサの頭に位置する白い双対の変わりやすい星

この星には2つの意味があります。1つは、精神的なものに高い価値を置くということ、もう1つは不運や不満足な状況、精神的なものの欠如です。前向きなあなたは業績と優れた性格のために指導者となったり、社会に対して役に立つ存在となります。この星によると、死別は人生に強い影響を与え、しばしば遺族を慰める者にとっても重要な意味を持ちます。太陽の位置と関連し、アルゴルは奮闘の後の勝利、他の人とのいさかいや議論の後の勝利をもたらしてくれます。しかし、エネルギーを分散したり混乱したりすることのないようにとも警告しています。この星では、正しいやり方を続けることが重要で、そうすることで法的なもつれを避けることができ、復讐、家族の確執、物質的な問題に巻きこむことになる不適切な仲間をも避けることができます。

●長所:精神的なものに高い価値を置く、正しいやり方をする

■短所:がまんがきかない、悪い仲間がいる

別名:Cuput Algol/カプト・アルゴルとも呼ばれる。

不運、暴力、絞首刑、縛り首、死刑と暴徒による暴力。ネイタルや他の場合に、悲運のつきまとう暴力的な性質の死の原因となる。全天中最悪の凶星。