Alphecca of Corona Borealis 冠座アルフェッカ

かんむり座α(アルファ)星。

アラビア語で「欠けたものの明るいもの」を意味し、別名のゲンマはラテン語で「真珠」「宝石」を意味する言葉に由来します。

 

アルフェッカは必ずしも自分の努力によるわけではない栄光や女性の王冠をシンボルにします。

自分の努力ではないということは、この成功や栄光にたどり着くことに必要な心理的耐久力の準備が出来ていないことも意味しますから、栄光を手にした段階での茨の道も予感させることになります。

女性的な受動性を表し、静かで決して自分からは何もしません。

社会的な立場や所属する社会が向上しより良いものに移動する、それは本人の努力によるものではないことが多いのです。

そのため、何らかの意味でその代償を払う必要があります。

その変化の因果関係はどこからもたらされているのかを検討するとよいのではないでしょうか。 

モーリス・ドニ 「バッカスとアリアドネ」 (1907)
モーリス・ドニ 「バッカスとアリアドネ」 (1907)

 


かんむり座の宝石。女性的受動性。努力に関係なく地位向上。成功。栄光。努力不足の代償に注意。

学名:α(アルファ)Coronae Borealis /度数:♏️12.30 /等級:2.30(二等星) /惑星の特性:♀金星 ☿水星  /キーワード:名誉、気品、詩的で芸術的な能力

リボンの結び目に位置する白く明るい星

アルフェッカは、威厳、指導力、癒しの力を与えてくれる星です。この星の影響を受けている人は、占星術など特別な能力を必要とする分野に従事することもできそうです。音楽や詩など、芸術的な才能にも恵まれます。強い意志を持っていて、権威の座に就くことも。アルフェッカは、人から何か大きな贈り物を受け取るであろうことも示唆しています。太陽との位置関係は、活発な精神、鋭い知性、物書きの才能、そして、多くの人と関わる仕事への関与を示唆しています。この星と太陽が結びつくと、パフォーマンス・アートの世界で有名になる可能性が生まれます。たとえ何か問題が起きても、地位がゆらぐことはありません。教育を通じて、創造的な才能を伸ばすことになりそうです。

●長所:利口である、物書きの才能がある、教養がある

■短所:優柔不断である、悪賢い