さそり座の心臓部の恒星アンタレス。
「火星(アレース)に対抗(アンチ)するもの」という意味であると伝えられていますが、
正しくはギリシャ語で「火星に似たもの」を意味する Άντάρης に由来しているそうです。
ペルシャで死の神といわれていたアンタレスは死と再生の体験を通じて浄化された魂に、大きな成功をもたらすと考えられました。
死と再生という点では、判断に極端なものがあり、つまり全かゼロかというもので、中庸や妥協というものがありません。
西のロイヤルスター。現世欲に溺れず、魂の浄化に精進する。聖戦。死力を尽くし限界突破で成功する。妥協なし。フル活動・多忙を楽しむ。
戦争や争い、頑固さや不仲、ライバルとの争いを表します。トランジットでアンタレスがアングルに来ている時に恋の競争が起きた場合は勝てる見込みが高いでしょう。
度数： ♐️10.02 /等級：0.96 重星・変光星（一等星） /惑星の特性：♃木星 ♂火星 /キーワード：Royal Stars の一つ、憎しみの原因となる、破壊的な力、寛大さ、偏見の無さ、悪の予兆、不慮の死の危険、軽率さ、貪欲さ、頑固で自己破壊的な強情
さそり座の胴体に位置する赤と緑の連星
アンタレスは4つあるロイヤル・スターのうちの1つで、それゆえ重要視されます。この星の影響を受ける人は冒険心のある性格で、鋭い頭脳、寛大なものの見方、偏見のない態度を持ちます。また、予期しない出来事、幸運、見知らぬ土地への旅する機会の多さもこの星の特徴。アンタレスの影響は、勇気、強い信念、大胆な性格にも表れます。ただし、軽率な行動や破壊的な行為、頑固な態度、報復的な行為は慎みましょう。太陽の角度から、アンタレスが意味するものは、教育、政治、または一般大衆向けのビジネスへの興味です。理想主義で楽観的、さらに正義感も強いでしょう。また、文才に恵まれることと宗教観を持つこともこの星の影響を受ける人の特徴で、知識や学問を追究します。名誉や財力に恵まれますが、この2つは必ずしも長続きはしません。アンタレスの影響から、予期しない事態で状況が急に好転したり悪化したりすることがあります。
●長所:勇気がある、世事に長ける、教養がある
■短所:怒りっぽい、ものをはっきり言いすぎる、反抗的である。