牛飼い座のα星アルクトゥルス（アークトゥルス）。
天使の故郷の恒星とも言われます。
「架け橋」を象徴とするアルクトゥルスは学習し、教え、また導くということの能力で、自分のためというよりも、人々のためにすると有能な力を発揮します。
とりわけ前人未踏の領域を開拓するとという場合に力が強まり、新しい道を示す役割を果たします。
自力では何もできない人に対してその誘導者となり、踏み入れたことのない領域へと案内していきます。
個々人や社会の未来像を示すこと。
人の存在の奥からポジティブな可能性を引き出す性質。
シュタイナーによると、人類が肉体とエーテル体を合致させたのは、アトランティスの中期だという話ですが、それ以前は、”私”という個の境界線は明確にありませんでした。
宇宙のあらゆる存在を、アルクトゥルスによって扉を開き、異なる次元を提供し、またそこに導くことなどに関係すること、また、こうした段差とか落差によって傷ついた存在を癒します。
移動や推移に伴う痛みを緩和するということもあり、警戒心を解くこともあるでしょう。
つまり形があるものが被る被害を、形がなくなることで調整するというような意味を持っています。
うしかい座。教え導く資質。新しい道標。文明化。フロンティア・スピリット。冒険と繁栄。
占星術では発想や学識、悠久の時間、旅の幸運、名誉や名声、などを表します。
学名：α（アルファ）Bootes /度数：♎️24.26 /等級：-0.04（一等星） /惑星の特性：♃木星 ♂火星 /航海・旅行に基づく自己決定と繁栄・富・名誉・高い名声
和名も付けられており、「麦星」「麦刈星」「麦熟れ星」「五月雨星」 など多数存在しています。
うしかい座の左ひざに位置する、明るいオレンジ色に輝く星
アークトゥルスは、芸術的才能と美術界での成功をもたらしてくれます。また、財産、名誉、賞賛、繁栄というかたちでも、この星の影響は表れます。外国の土地に行っても、長旅に出てもうまくいきます。落ち着きを身につけ、あれこれ心配しないよう、アークトゥルスは警告を発しています。人生が不安定になるからです。太陽との位置関係から、この星の影響は、富と高い評価というかたちでも表れます。早い時期に挫折しても最後は成功に至ります。鋭い直感やヒーリングパワーも与えられます。法律関係や役所の仕事に就くとうまくいくでしょう。また、哲学、精神、宗教について執筆するのもおもしろいかもしれません。人生の浮き沈みを静かに受け止め、客観視することで、大きな不安や不満をいだくことは避けられると、この星は告げています。
●長所:判断力がある、華やかさがある
■短所:わがままである、熱狂的すぎる、怠慢である、投げやりな態度をとる