Polaris of Ursa Minor 小熊座ポラリス

北極星として働く星であり先駆者としての作用があります。

 

常に支配的な地点にあります。

 

ただし時代が変わると、その役割からは降ります。

 

海や砂漠の中で道を示すということは、どういう分野であれ一つの基準になるということです。

独立的キャラクターのため依存性が少ないでしょう。

 

帰って周囲に取り巻きが出てきやすいのです。

 

ジャン=バティスト・マリー・ピエール 「ディアナとカリスト」 (1745-1749)
ジャン=バティスト・マリー・ピエール 「ディアナとカリスト」 (1745-1749)

 

小熊座のモデルは「狩人・アルカス」だと言い伝えられています。

 

 

アルカスは大神ゼウスと森のニンフ(妖精)カリストとの間に誕生した子どもです。

 

カリストは、月の女神アルテミスに仕えるとても美しいニンフ(妖精)でした。アルテミスがそうであるように、カリストもとても狩りが好きで、日々野山に出かけて狩りをする日々を過ごしていました。

 

ある日、カリストが狩りをしていると、アルテミスが近づいてきました。

カリストはアルテミスに駆け寄り話しかけようとしました。ところがそれは大神ゼウスだったのです。ゼウスは天から地上を見下ろして美しいカリストをみつけ、アルテミスに姿を変えて近づいていたのです。

 

ゼウスはカリストを力ずくで奪いその場で欲望を満たすと、天に帰って行ってしまいました。カリストはゼウスの子を身ごもり、その子にアルカスという名前を付けました。しかし処女神であるアルテミスは、たとえゼウスの一方的な愛情であったにせよ、関係を持ったカリストを許すことができず、姿を熊に変えて神殿から追い出してしまったのです。 ●ゼウスの妃ヘラがカリストを妬み、その姿を熊に変えたという説もあります。

 

 

数年後のある日、成長したアルカスが森を歩いていると、大きな熊がいるのを見つけました。それは、熊に姿を変えられてしまった母カリストだったのです。カリストは、我が子を案じるばかりに神殿のまわりをさまよい歩いていたのでした。

カリストは喜び勇んで我が子に歩み寄って行きました。しかし、アルカスにはその熊がカリストであることはわかりません。突然襲ってきた熊に、アルカスは持っていたやりを刺し通そうとしました。

 

その様子を見ていたゼウスは、子どもが母を殺してしまうのはあまりにもむごいことだと、アルカスも熊の姿に変え、天に上げて星座にしたと言われています。ゼウスが空に上げるときに、しっぽを持って勢い良くあげたので、この2匹の熊は地上の熊に比べるとしっぽがとても長くなってしまったのだと言われています。

 

 

小熊座しっぽ。ナビゲーター。道や基準を示す。依存しない。独特のキャラクター。

 学名:α(アルファ)UrsaMinor 度数:♊️28 /等級:(二等星) 惑星の特性:♄土星 ♀金星 /キーワード:こぐまの尾に位置する黄色と白の連星、北極星

ポラリスは、強い精神力、思慮深さ、はっきりとした目的意識を授けてくれます。周囲から尊敬と応援を受けることになるでしょう。しかし、人に認められるのは数々の困難を乗り越えてからのようです。たゆまず努力し続け、何度転んでも負けずに立ち上がることができれば、必ず報いられるはずです。遺産相続を巡って、誤解を受けたり争いに巻きこまれる暗示があるので、注意が必要です。この星と太陽との位置関係は、精神的なものや、宗教、哲学の方面への傾倒を示しています。ポラリスは、人づき合いの才能も与えてくれます。ただ、予想もしなかった事態によって運が変わることが多いようです。

●長所:礼儀正しい、直感力に優れる、目的意識をしっかり持っている、けじめがある

■短所:思いやりに欠ける、生まじめである、感情を表に出さない