”スタ（イ）ンチクはいつも、ただの芸人であることをはるかに超えた存在だったと考えられている。知性と政治哲学者としての才能にあふれ、ポーランドの現在と未来の状況について、周囲の者に畏敬の念を起させるほどであった。彼が発する気の利いた冗談は政治と宮廷の時事問題に関連しており、彼は自らの道化師としての仕事を通じて、風刺という手段を用いながら同時代の人々に対する批判と警告を行った。”
０１｜ 傷ついたヒーラー
私たちの出生チャートにおけるキロンの配置は私たちが学ばなければならない、いくつかの教訓がある領域を指し示しています。
これらの領域は、出生チャートのサインとハウスによって支配されています。
違和感を感じている部分に気づくことはとても重要です。
最初、個人はその傷に関して言いようのない恥ずかしさ（羞恥心）を経験し、厄介な方法でそれを処理しようとして、その過程で自分自身を挫折させます。しかし、キロンが戻ってくる頃（50歳前後/キロンリターン）になると、ほとんどの人はこの恥ずかしさの必然性を諦めはじめ、最終的にはこの傷を治そうとすることの無意味さに気付きます。この年齢になると、傷に対する微妙な心理的変化が起こります。
カイロンの傷にまつわる体験で、理想や道徳だけでなく、言葉にはできない感情のレベル（＝エネルギー段階やエーテル体・アストラル体など）で引き起こされる能力を目覚めさせる可能性があるかもしれません。
それは、人間の完璧さが不可能であること、そして、どんなに栄光に満ち、有名で、成功し、裕福で、精神的に高められ、何百万人にも愛され、「幸せ」であったとしても、自分や他人の中に脆さや無益さが必然的に存在することを、直感的なレベルで即座に認識することを指しています。
カイロンはヒドラの毒矢がたまたま刺さり、何よりも大事にしていたもの（神族であるという存在証明の”不死”）を手放すことで、心身は解放されました。つまり、カイロンは自分の傷を癒せませんでした。癒せない傷もこの世界にはある、ということ。それを受け入れることが、癒しでもある、ということ。
傷が示すテーマについて驚異的なレベルの感受性（受け入れる器）を身につけることなのです。
キロンの配置が示すように、私たちの才能は傷の中に隠されています。キロンは土星と天王星の間にある小惑星です。その軌道は非常に珍しく、物質世界と精神世界の架け橋を表しています。
コミュニケーション、思考、執筆、会話のアーキタイプと接触することは、言葉による癒し、クリーニング、置き換えの空間を象徴しています。すべての精神機能は、ぎこちないもの、バランスを欠いたもの、表現するのが難しいものへの開放性によって彩られます。
水星とキロンのアスペクトは、理性的な心、コミュニケーションの方法、学ぶべきことのつながりを示唆しています。
以下は、出生時のキロンと水星のアスペクトの解釈です。
すべてのキロンと水星のアスペクトに共通して、自分の言いたいことがうまく伝わらないと感じたり、いつまでも誤解されていると感じたり、他人を理解できないと感じたり、あるいは単に身近な環境から切り離されていると感じたりするかもしれません。出生チャートにこの構成があると、心が厄介な領域に迷い込んだり、尋ねるのが恥ずかしい質問を投げかけられたりしたときに、自分自身のユニークな精神機能(および他者の精神機能)への共感を深めることになると解釈している占星術師もいます。
"本の中に入っていると、もう傷つかないと思う...もう存在しないと思うんだ。書くということが何をもたらすかというと、何かを消し去ることです。置き換えるのです。"- マルグリット・デュラス
表現に関すること、他の人との繋がりに関する傷があり、言葉は傷や癒しの手段として認識されるかもしれません。
この配置を出生チャートに持つ人は、書き言葉や話し言葉に対する生来の感受性を持っているので、コミュニケーションを意味を伝える手段としてだけでなく、癒しの会話ができると認識があります。
文章を書くということは、相容れない要素を従来の文脈から引き剥がし、前例のない、手に負えない方法で接着する作業であることが多いです。
水星とキロンのコンジャンクションを持つ人は、定番や予定調和のシナリオをバラバラにして、直感的方法でつなぎ合わせることができ、それが実際に新しい美的基準になるかもしれません。
「フランケンシュタイン」という特異なキャラクターを生み出したメアリー・シェリーは、出生チャートに顕著な水星とコンジャンクションを持っていて、次のように述べています。
"発明とは、謙虚に認めなければならないが、虚空から創造することではなく、混沌から創造することである。"
※「カオス」とは、語源的には「深淵、大きく開いたもの」を意味します。同じ概念は、ギリシャ語の「外科医」に語源的に関連する「カイロン」にも受け継がれています。カイロンは、（治癒のために）切ったり開いたりしました。
したがって、メアリー・シェリーが発明について、恐れを知らないからこそできた発想だとわかります。
また、数学で初めてフィールズメダルを受賞した女性、マリアム・ミルザカニも出生チャートで水星とカイロンが重なっており、”私は、人々が異なる分野の間に設定する架空の境界を越えることが好きです。それはとても新鮮なことです”と述べています。
水星とキロンが精神面でどのように機能しているかにかかわらず、このコンジャンクションを出生チャートに持つ人は、コミュニケーションや認知のプロセス、発展途上のスキル、機動性や敏捷性、知性や知的能力に関する感じ方がユニークでしょう。このようなテーマは、何歳になってもデリケートな問題です。
子供の頃、自分の考えや感情を伝えようとすると拒絶された経験がある人は多いでしょう。あるいは、人生のある時期に沈黙させられたこともあるかもしれません。
痛みを克服すれば、それはあなたにとって大きな利点となります。
このアスペクトを持つ人は、健康や心理学について学んでいくかもしれません。
あなたは完璧主義者であることが多いです。自分が完璧であってこそ、愛や受け入れてもらう価値があると感じています。そして、それが原因で常に自信喪失しているかもしれません。
子供時代に、侮辱されることが多く、それが心に深い傷を残した人がいる場合もあります。誰かに知性や話し方を指摘されたのかもしれません。
このアスペクトの良い点は、感度が高いことです。あなたは些細なヒントを理解し、人の真意を読み取ることに長けています。
あなたは自由に話し、自分自身を表現することができると自分を許して実践してください。
あなたは、この経験があることで、他の人々のために立ち上がることができます。文章を書いたり、日記をつけたりすることは、このタイプの人にはとても有効です。
・ポジティブな特性： このアスペクトは、あなたが情報収集や学習によって、トラウマを知恵に変える方法を学ぶことを示しています。あなたはとても繊細です。そのおかげで、人よりも多くのことを理解し、気づくことができます。また、人とのつながりに関する自分の傷を癒すことが好きなのです。
・ネガティブな特徴 ：間違ったことを言ってしまうのではないかという強い不安があります。また、自尊心が非常に低いことが多いです。
"世界を理解するためには、時には世界から目を背けなければならない。"
-アルベール・カミュ
出生チャートにこの配置があると、苦労せずに自分を表現することはできません。
自分の発言や他人からの評価が気になることも多いでしょう。そして何よりも、傷ついた自分を蘇らせるような状況に陥ることが多いのです。世界を理解したり、知的な面で他者とつながったりすることに摩擦があるかもしれません。
手を差し伸べたり、自分の意見を伝えたり、周りの人とつながったり、文章や話し言葉で意見を交換したりするだけで、どれだけ相手が傷つくかを常に意識しているのかもしれません。
あなたは、自分の伝え方や内容に満足することはほとんどありません。自分を表現するのか、しないのか、それがこのアスペクトの問題です。
他の人と交わした会話を見直して、何を言ったか、何を言わなかったかで自分を責めてしまうかもしれません。
この水星とキロンのアスペクトでは、他の人とのコミュニケーションによって、自分の精神のある部分が明るみに出てしまい、それをさらけ出したくないと思うことがあります。しかし、これらの領域に触れることは、あなたの最終的な利益につながります。
過敏になり、過去の出来事が現在に影響を与える可能性があることを忘れないでください。
話す、書く、投稿する前によく考えてみてください。あなたの考えやアイデアが混乱して、口論になったり、周囲から不評を買ったりするかもしれません。
フランスの著名な作家・哲学者であるアルベール・カミュは、この配置を出生図に持っていましたが、キロンが水星の機能を調整する様子を小説や演劇で表現しています。
有名な小説『見知らぬ人』の主人公は、母親の死に対して十分な感情を示さなかったため、冷淡な人間嫌いと判断され、最終的には殺人裁判で死刑判決を受けることになります。別の小説『ペスト』では、伝染病に直面したときの個人の力のなさとそれによる不動性を描いている。また、戯曲『誤解』では、家族がお互いにコミュニケーションをとることができない状況が描かれています。詳細はともかく、この3つのテキストには共通して私たちがどのようにして不器用につながり、動き、表現しようとし、そして悲劇的に失敗するかということが現されています。
心理学的な観点から見ると、この配置を出生チャートに持つ個人は、兄弟、友人、教師、親戚、または身近な環境にいる誰かに深い共感を覚えるかもしれません。そのような人物と関わる中で、人の弱さや限界を汲み取り、その人の「面倒を見る」ことを決めたかもしれません。
しかし、この配置を出生図に持つアイスランドの歌手ビョークが歌うように、「痛みに寄り添うことがないように」気をつけなければなりません。
”寝ているような時もある
私の私的な拷問の中で丸くなる
私は痛みに寄り添う
苦しみを抱きしめて
すべての痛みを愛撫する”
人は自分の傷を癒すことで、世界を理解することができます。しかし、その傷と向き合うことは、必ずしも快適なゾーンへと向かっているわけではないことも知るでしょう。
・ポジティブな特徴：あなたは頭の回転が異次元に早く、洞察力がある。
・ネガティブな特徴 ：このアスペクトでは、あなたは簡単に怒らせたり、傷つけたりすることがあります。他人と調和したコミュニケーションができないため、問題が発生する可能性があります。
"私は、あえてその名を語らない愛である"
-アルフレッド・ダグラス卿
この構成を出生チャートに持つ人は、相手とのつながりが不可能であることに基づいて、世界に対する精神的な認識を形成している可能性があります。つまり、他人が自分の痛みを思い出させてくれることに気づいています。同様に、厄介なものや理解できないものは、相手に投影され、理解することが「不可能」であると再構成されます。
精神は他者を傷ついたものとして認識しなければ、つながりや理解を感じることができないという仮説があります。
このような投影は、もちろん、自分自身の精神的な傷や認知的な傷から目をそらすのに便利です。
「他者」とは、獣のようなもの、あるいは自分よりも洗練されていない者の立場として見下すような意識にあるかもしれません。
私たちは、この「愚かな」世界を前にして、自分の意見や認識に自信を持っているかもしれません。私たちは、自分たちを取り囲む無限の愚かさに苦痛や哀れみを感じ、これらの「愚か者」たちの不器用さを密かに許すことさえあるかもしれません。
ほとんどの場合、この配置の出生チャートを持つ人は、教える、学ぶ、伝える、慣れない環境に適応するなどの「養育す（愛し合う）べき相手」が目の前に現れるまで、このような精神的投影をしていることに気づきません。このような状況で他人と接すると、自分の精神的な能力、社会的なスキル、知性、または機転の良さに関して、本人の苦痛や気まずさが引き起こされることがあります。
この投影が正しく分析され、統合されれば、自分の知的機能に関して感じる傷つきやすさや恥ずかしさの感覚こそが、他者とつながるための最高のプラットフォームとなります。他人との隔たりを感じずに、他人の認知的な不器用さを受け入れることで、哀れみ、許し、排除し、投影するという悪循環に陥ることなく、謙虚で人間らしい方法で、他人と自分を優雅に癒すことができます。
あなたには、自分だけでなく、他人を癒す力があります。そして実際には、自分よりも他人を癒すのが上手いかもしれません。
生来の惑星とのオポジションは、大体はパーソナル天体（個人天体）と組み合わさり、他の惑星をないがしろにしてしまうのでアスペクトの性質は「ハード」です。この水星とカイロンのアスペクトでは、キロンを他人に投影することが多いようです。人が何を言っても、あなたはそれを間違って受け止めてしまうかもしれません。
他の人とコミュニケーションをとるときは、愛のある（win-winになるような）考え方をするようにしてください。あなた自身の信念や意見は、非論理的、非合理的、または論争の的になることがあり、その結果、他人との間に誤解が生じることがあります。
自分の考えが他人から批判されたり、拒絶されたりすることを恐れてしまうあまり、自分の考えを表現することを躊躇ってしまうことがあります。通りすがりのコメントや傷つくような発言は、あなたを傷つけ、動揺させます。また、相手のコンセプトを否定したり、相手のアイデアを考慮に入れないことで、相手を怒らせてしまう可能性もあります。
・ポジティブな特性 ：このアスペクトを持つあなたは、頭の回転が異次元に早く、洞察力に優れています。
・ネガティブな特徴： 自分の考えを把握するのが苦手です。そのため、重要な情報を伝えられないことがあります。また、完全な判断ではなく、感情的な反応に基づいて決定を下すこともあります。
"すべてのアーティストは、自分が特別な親しみを持っているミスと結びついている。すべての芸術は例外的な過ちからその起源を引き出し、それぞれの作品はこのオリジナルの過ちの実行であり、そこから危険なほどの豊かさと新しい光がもたらされるのである。"
モーリス・ブランショ
この構成の出生チャートでは、性格の厄介な側面と認知機能の間にスムーズな心理的つながりが存在します。何よりもあなたには人を助ける才能があります。また、過去の痛みを乗り越えるために、自分自身をも助けることができます。
不思議の国のアリス」の作者として知られるルイス・キャロルは、出生図にこのような配置があり、同時代の最もクリエイティブな人物の一人として認められていました。彼が残した「ナンセンス文学」というジャンルは、「醜い」「意味不明」というレッテルを貼られたものを、「面白い」「ユーモアがある」と言い換えることができる心の力があってこそ成り立つものです。
この水星とキロンのアスペクトを持つ人は、あなたの言葉に癒しの力があります。言い換えれば、あなたは適切な時に適切なことを言うことができるのです。また、あなたは他人の苦しみをよく理解しています。あなたの実際の職業が何であれ、自然な心理学者であることを示唆しています。
あなたは自然に古代の時代と調和しています。また、あなたは古い魂の持ち主です。優れた能力は、訓練によって発揮されます。 あなたが自分自身を鍛え、トラインを作動させていくことで、古代の文化やヒーリングアートのような癒しの対話ができるようになります。
この直感的な知識は、あなたにとって喜びの源です。アトランティスやエジプトに関する本に惹かれてしまうこともあるでしょう。
あなたが本来持つ精神的な警戒心は、あなたが望む現実を創造し、傷を癒すことができるほど厳密なものになるかもしれません。だから、自分自身に「帰る」ことができるのです。
あなたは、心の力だけで、望むものを何でも現実にすることができます。あなたは、たとえそれが他の人とは違う道を歩むことになっても、自分の考えに従います。
・ポジティブな特性：このアスペクトは、強力なオカルトと癒しのスキルを与えます。また、他の人が見落としている情報に注意を払う能力を持っています。また、他の人が見落としている情報に注意を払う能力があります。あなたのアイデアは非常に独創的である可能性が高く、精神的な刺激を求めるかもしれません。
・ネガティブな特性 ：この調和的なアスペクトには、大きなマイナス特性はありません。
"賢さの不毛な高みにとどまることなく、愚かさの緑の谷に降りてきなさい。"
ルードヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
傷と癒しのプロセスに関連した言語、学習、コミュニケーションなどの概念が心を楽しませてくれます。また、「適切な」研究や探求の境界線の外に置かれたものに対しても、尻込みしません。
心を刺激するものであれば、どんなものでも考えたり観察したりすることができるでしょう。
常に検閲されているものに関して、言語や認知の性質を意識的に調べることも、魅力的なテーマになるかもしれません。いかなる形の検閲も、この配置の出生チャートを持つ人にはかなり強い反応を引き起こす可能性があります。知識は、すべての概念が等しく声を上げて活躍できる民主的な場であると認識しているからです。
言葉への感受性や認知プロセスへの認識が必要とされる職業は、充実したものになるかもしれません。
調和のとれたアスペクトです。このアスペクトは、チャンスを表します。つまり、あなたには傷を癒す可能性があるのです。
このアスペクトは、苦しんでいる人の話を聞く才能を示唆しています。そして、あなたの言葉で彼らの苦しみを和らげる才能を示しています。
あなたは、自分の痛みについて考えたり話したりすることで、傷を癒すことができるのです。あなたの心は、自己治癒力を高める非常に効果的なツールです。 そして、それを使って自分を幸せにしていくうちに、他の人に伝えたり共有したりできる鍵を発見するのです。
あなたは潜在的に素晴らしい直観力を持っています。
思考プロセスを信頼できるようになれば、簡単に心を読むことができます。人のことをあまり知らなくても、何を言うべきか、どのように対応すべきかがわかります。 だからこそ、あなたはコミュニケーションスキルに長けた人になれるのです。
この水星とキロンのアスペクトは、右脳と左脳の知覚能力のバランスをとり、心の深層部をクイックにします。あなたのコミュニケーション能力は言葉を超えたものになるので、肉体的、精神的、感情的なレベルでも他人とうまく付き合うことができます。
・ポジティブな特性：このアスペクトを持つあなたは、直線的な時間の外側にあるスピリチュアルな現実や経験を理解し、伝えることが容易です。また、ホリスティック・ヒーリングの概念や、心と体のつながりを理解しています。あなたには、他の人が考えもしなかったような考え方の扉を開く能力があります。あなたはユニークな知覚を持っています。ビジネスにおいても、プライベートにおいても、自分の個性や信念を捨てずに周囲との違いを調整することができます。
・ネガティブな特徴：言葉は間違いなくあなたを傷つけます。声や思考、言葉を癒しのために使う方法を学ぶ必要があります。
"私は真実には一つの顔しかないと信じている。
-ジョルジュ・バタイユ
この配置は、自分の傷や弱さから感情が二極化している可能性を示しています。あるいは、自分の感情的な反応が、自分の哀しみや羞恥心的感覚に影響されている可能性もあります。
出生図にこの配置があると、兄弟や親友など身近な重要人物が、ある種の認知的な弱さや不動性、ハンディキャップがあっても、傷から思考を切り離して生きてきた可能性があります。
本人は、自分が精神的にタフで、知的にオープンだと思っていても、実際には精神的に脆弱で、知的に "動けない "場合があります。そのため、原因不明のストレスや不安にさらされることがあります。
このようなカイロンの盲点に対処するには、不可解なものの存在を認識し、書くことや話すことなどの様々なコミュニケーション手段を通じて、すべての「タブー」な考えを統合するためのスペースを確保することが重要です。
キロンと水星のクインカンクス/インコンジャンクト（150度）
"最も高潔な人物が書いた6行を私にくれ、私はその中に彼を吊るすための口実を見つけるだろう"
リシュリュー枢機卿
外の世界に自分の手の内を見せられないことや、自分自身や世界全体に対する全体的な心象と調和しない意見を抑制しなければならないことを知っているかもしれません。場合によっては、兄弟や友人の制限や障害のために、その人や本人が見捨てられたと感じていることもあります。
精神的・知的に親密な関係を築いている人の中には、自分の本性を、恥ずかしさ（羞恥心）で明かすことができない人がいるかもしれません。また、自分や仲間に恥ずかしいところがあっても、それを否定してしまうこともあります。
いずれにしても、出生チャートにこの配置がある人は、自分や他人の中で知的に「歓迎されないもの」について、公平な理解を深めなければなりません。汚れた考えを捨て去ることは精神的な鍛錬の表れと考えられますが、そもそもなぜそのような考えが存在するのかを理解するためにそのような汚れた考えを分析することは、癒された健全な知恵の表れです。
コミュニケーションや計画は、あなたの当初の意図を妨げる出来事や経験によって妨害されるかもしれません。
あなたのアイデアに反対の反応が起こる可能性があります。あるいは、誰かがあなたのやり方を妨害しようとするかもしれません。
今まで他人のアイデアに従っていた人は、自分のアイデアを出さざるを得なくなるかもしれません。また、他人に心を開くことに疑問を感じることもあるでしょう。それは、批判や不評を恐れているからです。ネガティブな思考から解放されれば、他人からポジティブな反応を得られる可能性が高くなります。リラックスする時間を持てば、思考の明晰さが増します。
このアスペクトを持つ人に、プロ野球選手の藤浪晋太郎さんがいます。